発泡スチロールの処分について
2021/03/12
発泡スチロールの処分方法
こんにちは。
環境コンサルタントの井上です。
今日は、発泡スチロールの処分について分かりやすくお話ししていきたいと思います。
この一年で発泡スチロール回収のお問い合わせが急増しています。
「来月から発泡スチロールの処分代が5倍になると言われました。。。」
「発泡スチロールだけ回収できなくなると言われました。。。」
このようなお問い合わせを毎日いただきます。
その理由のひとつとして、発泡スチロールが『産業廃棄物』扱いになったことが挙げられます。
これまでは、「事業系一般廃棄物」として市区町村の焼却場で処理できていたのが急に、
市「産業廃棄物だから焼却場に持ってきちゃダメ!」
ってなったことにより、
業者「産業廃棄物になったんで10,000円/m3です。」
客「えーーー!!いきなりそんなこと言われても!てゆーか、高っ!!」
そりゃそうですよね。
市区町村にもよりますが、一般廃棄物であれば5〜15円/kgで処理できていたものがいきなり10,000円/m3になるんですからビックリしますよね。
じゃあどうすればいいのか。
大阪市では、一般家庭で家電や家具などを買った際の少量の発泡スチロールであれば容器包装プラスチックとして自治体が回収してくれます。(地方自治体にもよります)
他にも、スーパーや量販店に発泡スチロールや食品トレイの回収ボックスが置いてある所もあります。
ですが、事業で出た発泡スチロールについては産業廃棄物として適正に処理しなくてはいけません。
「じゃーどうしようもないの?」
そんなことはありません。
事業で出た発泡スチロールの処理にもいくつか方法があります。
大きく分けてふたつあり、
・処分業者へ委託する
・自社で処理する
まず処分業者へ委託する場合ですが、
産業廃棄物処理と一括りで言っても処分業者には得意分野というものがあります。
なので、どこの業者に依頼するかで処分費用が大きく変わってきます。
例えば、木の処分が得意な業者に発泡スチロールの処分を依頼すると、処分はしてくれますが得意分野ではないため処分費用が高くなってしまいます。
一方、発泡スチロールの処分が得意な業者に依頼すれば同じ産業廃棄物であっても安くで処分が可能になります。
井上商事で例えると、当社は建設廃棄物の処分については、処分はできますが得意分野ではないため10,000円/m3かかります。
ですが、発泡スチロールとなると3,500円/m3で処分できちゃいます。
このように業者の選定を誤ると多大な損失を被ることになってしまうので注意が必要です。
もうひとつが、自社で処分する方法です。
この方法は、電気屋さんやスーパーなど定期的に一定量排出している場合に大変オススメです。
その方法とは、発泡スチロール減容機の導入です。
処分の委託の場合、いくら安くても排出し続ける限りコストが発生します。
ですが、減容機を導入することにより導入費用はかかるとしても、廃棄コストが0円になるので高い費用対効果が得られます。
費用以外にもリサイクル機器の導入で環境問題への取り組みにも繋がりますので会社のイメージアップにもなりますね。
今後、さらに発泡スチロールの処分が難しくなると予想されますので参考にして頂ければと思います。
もし大阪で発泡スチロールでお困りであればお気軽にご相談ください。
回収から減容機の導入までお客様に合ったご提案をさせて頂きます。