不用品回収業者選びで迷っている人向け失敗しない選び方
2019/06/19
ブログ
不用品回収業者選びで迷っている人向け失敗しない選び方
不用品処分はネットショップのように1クリックでお手軽注文とはいきませんよね。
ネット上では、法外な費用を請求された!など悪い噂をよく目にします。
そこで今回は、依頼後に「失敗した!」と後悔しないよう、不用品回収業者の選び方を解説いたします。
目次
不用品回収業者の選び方 基本の3ポイント
これまでに当社のサービスをご利用いただいたお客様に対してのアンケート調査によると、複数の業者を比較検討する際に基準にしている項目のベスト3は次の通りです。
1位 安さ
2位 価格の透明性
3位 サービスの質
(2018年11月・自社調べ)
不用品処分は、物品を得てその対価としてお金を支払うのではなく、物品を手放した上に費用を支払うので最終的には手元に何も残りません。
それだけに、サービスの質よりも安さに重きが置かれています。
ですが、安さだけで業者に依頼した結果、後々トラブルに発展したという例もネット上でよく目にします。
また初めから1社に絞らず複数の候補を挙げ比較検討をしてから選ぶのが一般的です。
それではここからは項目ごとにポイントを見ていきましょう。
安さ
要らなくなった物だからなるべく安く処分したいと思うのは当然のこと。
しかし単純に安いからではなく、なぜ安いのかを考えることが必要です。
次に紹介するような、サービスの質を落とさないでコストダウンしている業者はオススメです。
・リサイクル、リユース、貿易にパイプを持っている
・一般廃棄物処理業者もしくは、一般廃棄物処理業者と提携している
・実績があり、且つ廃棄物に対する豊富な知識を有する
反対に安さのみを全面に押し出しの理由を明確にしていない業者には要注意!
不用品を積み終わった後にあれこれと追加料金を請求されたり、山や空き地に不法投棄をしているなど違法営業をしている業者も少なからず存在します。
安いからといって飛びつき、二つ返事で依頼してしまわないことが重要です。
他と違うことには必ず理由があります。
安さの理由は業者にとっても大きなアピールポイントです。
優良業者であれば、安さの秘密を自分からアピールしてくれるはずですよ。
価格の透明性
不用品回収業者とのトラブルで一番よく耳にするのが、見積もり時の料金と作業後の料金の相違です。
不用品回収業者の料金体系はその業者によって様々です。
・トラック積み放題
・立方メートル単価
・トラック台数単価
このほか、追加料金と称して次のようなものがあります。
・基本料金
・運搬費
・作業費
・リサイクル料
・階段運び出し料
・距離料金
・産廃処理費
・処理困難物による追加処理費
不用品回収は専門的な知識が多く関連してくる分野です。
そのため残念なことに、適正価格がわからないだろうと高をくくり、作業後に高額な費用を請求してくる業者もいないわけではありません。
基本料金が安かったからといって業者を精査せずに依頼したのち多額の追加料金が発生した!という話をよく聞きます。
このようなトラブルを未然に防ぐためにも、見積り時に現場の状況や不用品の詳細を業者に伝えた上で追加料金はあるのか、ある場合はどのような時に発生するのかを確認しておきましょう。
サービスの質
先に述べた通り、不用品回収は専門的な知識が要求される分野です。
ここでひとつ、これから不用品の処分をお考えの読者の方々に知っておいて頂きたいことがあります。
廃棄物処理法には『排出者責任』というものがあります。
排出者責任とは、不用品や廃棄物をどのような処分方法であっても、最終処分完了するまでは、排出者に責任があると言うことです。
よって、依頼した業者がのちに不法投棄していたことが発覚した場合、排出者側が責任を問われます。
最悪の場合、行政代執行の費用を負担する可能性すらあるのです。
これらを理解した上で業者を精査するようにしましょう。
家庭用品であれば程度が良くきちんと分別をすればリサイクル、リユースできるものが沢山あります。
タンスひとつをとっても物によっては売れるものもあります。
一見、不用品であっても国内で再利用できたり、国内では需要がないものでも海外で必要としている人が沢山いるのです。
不用品をゴミとしてではなくリサイクル、リユースして処分費を抑えることで安価なサービスを提供している不用品回収業者もいます。
このように、サービスの質が安さの理由である業者だと安心だと言えます。
その他の基準
業者を選ぶ際に基準とすべきポイントは他にもあります。
たとえば、
・これまでの作業実績
・受け付けや作業員の接客態度
・許認可、資格の有無
など
特に許認可の有無は必ず確認しましょう。
もしも許認可を受けていない、もしくは提携すらしていないような業者に依頼してしまうと、無許可業者に依頼したとして排出者にも罰則を課せられたり、回収した不用品をもう一度引き戻さなければいけなくなる可能性すらあるので注意しましょう。
許認可には大きく分けて次のようなものがあります。
・産業廃棄物収集運搬業許可(事業活動によって生じた廃棄物)
・一般廃棄物収集運搬業許可(産業廃棄物以外の廃棄物)
・古物商許可(不用品の買取)
この他にも遺品整理士資格などがありますが、あくまで整理士なので廃棄物の回収や買取はできません。
また、業者のミスチョイスにも気を付けましょう。
きちんと業許認可を受けていて適正な処理ルートを持っている業者でも得意不得意があります。
ラーメンに例えると、ラーメン屋さんに行って、うどんを頼むと断られてしまいますよね。
同じ麺類であっても似て非なるもので仮に作れたとしても味には期待できません。
不用品回収でも同じで、断られることはないとしても適正料金以上に費用がかさんでしまう恐れがあります。
ですので、問い合わせ時に必ず廃棄物の詳細を伝えるようにしましょう。
最後は自己満足?不用品回収業者の選び方を間違えないために
今回紹介した不用品回収業者の選び方は、アンケートをもとにしたものです。
そのため、個人のニーズに必ずしも合致するとは限りません。
金額は高くてもクオリティを重視する方と、安くて体裁を保てればよい方では、選び方の基準は当然異なりますよね。
最終的には自分なりの基準を作って比べることが、失敗しない業者を見つける秘訣です。
それでも困ってしまった場合には、今回の記事を参考にしてみてくださいね!